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仙岩峠
せんがん とうげ
峠紀行 東北地方 [14]
岩手県岩手郡雫石町橋場 秋田県仙北市田沢湖生保内
(調査日: 2004.07.20   公開日: 2006.02.26)
岩峠は、 平安時代に源義家によって開かれたと伝えられており、 江戸時代には南部藩と久保田藩の交通路として栄えたという。 しかし、「仙岩峠」という名称は、 明治時代に大久保利通によって名づけられたと言われる。 そして戦後、 自動車交通路時代に入るやこの峠は脚光を浴び始め、 昭和28年には二級国道105号に指定された。 昭和32年には自動車道を通すべく、 開削工事が開始され昭和38年に幅員6.5m (2車線) の道が開通した。 この道が、 現在で言ういわゆる「旧道」である。 またこの間、 昭和37年には一級国道46に昇格されている。
しかしながら、 この地域は最大積雪量が5mにも達するような豪雪地帯であることもあって、 冬期間は通行止めとせざるを得なかった。 このことから、 昭和45年には峠越えの道を全面改築すべく、 「仙岩道路」の開削が着手された。 この仙岩道路は、 谷を橋梁で越え、 山をトンネルで抜ける近代的な道として昭和51年に開通した。 これにより従来の峠越えの道は役目を終えることになる。 開通からわずか13年後のことである。
このページでは、 例のごとく旧道を中心に紹介したい。 2000年10月と2004年7月の2回訪れているのだが、 ここでは2004年7月の様子を紹介しよう。 旧道ながら元一級国道の貫禄が漂う道や、 峠に立つ大きな開通記念碑、 県境の標識など、 魅力たっぷりの峠道である。
地図
A地点 仙岩トンネル秋田側坑口。 換気施設と一体化されており、 物々しい雰囲気が漂う。
B地点 仙岩トンネル岩手側坑口。 秋田側と同じく、 換気施設と一体化されている。
C地点 旧道分岐点。 国見温泉への案内看板があるのですぐに分かる。
D地点 深い谷を立派な橋で越えている。
E地点 仙岩峠の真の旧道と、 国見峠 (国見温泉) への道の分岐点。 柵があったが、 どけられていたので先に進ませていただいた。
F地点 途端に旧道の雰囲気満点となる。 錆びついたガードレールが哀愁漂う。
G地点 法面に吹きつけられたコンクリートが剥がれている。 単に古いだけなのか、 地質が脆いのか。
H地点 峠付近には高圧送電線が張られている。
H地点 峠付近からの景色。
H地点 峠を秋田側から岩手側に向かって撮影。 前の写真を撮影した後、 急に曇ってきた。 左側には県境看板。 奥には石碑。
H地点 国道仙岩峠貫通記念碑。 「貫通」というところが独特。
I地点 峠より秋田県側に入る。 夏に訪れたので、 両脇に草が大量に茂っている。
J地点 なんと険しい場所に2車線の道を切り開いたのだろうか。
K地点 道の半分ほどがなくなってしまっている。
L地点 落石防護柵を破って土砂がこぼれ、 その上に草が生えている。
M地点 かつて湖山望と呼ばれた場所。 うまく写真が撮れなかったが、 素晴らしい景色だった。
M地点 峠の茶屋跡。 道路の勾配が尋常でない。 かつて、 この場所を多くの車が往来していたことを考えると、 感慨深いものがある。
N地点 40km/hの速度制限標識と 「はみだし追い越し禁止」 の標識が残る。
 
O地点
ヘアピンカーブ地帯を抜けると新道に合流する。
 
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