ひなくもり 碓氷の坂を 越えしだに  いもが恋しく 忘れえぬかも 万葉集 東歌 題額東歌 衆議院議員中曽根康弘書 この道は大昔私達の祖先が歩んできた道のようである 日の山浅間山を正面に仰ぎ 東に 関東の大平原を見晴らすこの地からは縄文の中期から鎌倉時代までの出土品が見出され又 嶺の頂に數珠石のぬさが発掘されたところをみると古代信仰の聖書であつたかも知れ ない 戰国時代になつては武田信玄の上州攻略路と■され江戸時代では上州と信州の物 資輸送の間道であつた 昭和三十六年六月この地入山の住民集まり国道十八号線碓氷峠 の交通麻痺解消と地域開発のため町道入山峠線を利用して国道のバイパス線を建設する ことを決め 地元国会議員当局を動かし同年八月中村建設大臣の現地視察となり引続 く住民の熱意お協力により遂に調査四十一年七月日本道路公団による有料道路として工 事告示され同四十二年十一月工事着手同四十六年十一月開通となつた 延長十七.三キロ 工事費四十三億五千万円余である この地は標高一〇三八個目東は碓氷川利根川を経て太 平洋に注ぎ西は千曲川信濃川を経て日本海に注ぐ日本の中央分水嶺である 昭和四十六年十一月十一日         衆議院議員 中曽根康弘撰         ■■■■■ ■■■■■■ (■は判読不能であった文字)