碓氷峠 Usui Pass [2-13A]
旧信越本線の峠越えが有名
所在地群馬県安中市松井田町坂本 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢
路線一般国道18号 (群馬県高崎市から新潟県上越市まで)
調査日2007年4月30日
公開日2007年5月4日
 

氷峠は中山道の上州・信州国境の峠であるが、 やはりもっとも有名であるのは旧信越本線の峠越えであろう。 峠の歴史等については、他のページ (たとえばWikipedia) でも詳しく紹介されているのでここでは簡単な紹介にとどめよう。

   この碓氷峠の最大の特徴は、 横川 (群馬県安中市側) から軽井沢 (長野県側) 方向へほぼ一方的に上る片勾配の峠であることか。 片勾配であるがために、長大トンネルで峠をバイパスするというよく見られる方式がとれないため、 鉄道 (長野新幹線) は大きく迂回して勾配を緩和し、また、道路 (国道18号) は急なつづら折りで峠を越える。とくに旧国道18号 (厳密には従来の国道18号も碓氷バイパスも両方とも国道18号であるが、ここでは便宜上こう呼ぶ) は184ものカーブが連続する激しい道だ。

   ところで、その筋では有名である旧信越本線 (+旧々信越本線) の峠越えであるが、 こちらは旧国道18号に沿うようなかたちで、直線的に峠を越えている。 旧信越本線は 66.7/1000 という急勾配のため、 ここを通過する列車には、必ず後押し専用の機関車が2両連結されて峠を越えていた。 旧国道18号を走っていると、旧信越本線の遺構をよく見ることができ、 特に旧々信越本線の一部は遊歩道として整備されており、気軽に歩くことができる。

   ここでは、旧国道18号と旧々信越本線の一部を、2007年GWに訪れたときの様子を紹介しよう。

これより碓氷峠
<これより碓氷峠>
旧国道18号を横川から進む。写真の看板には、読みにくいが 「これより碓氷峠 曲折多し 運転注意」 とある。「曲折多し」という言い回しが絶妙。
旧々信越本線遊歩道入口
<旧々信越本線遊歩道入口>
旧国道を走っていると、ほどなく旧々信越本線遊歩道入口が見えてくる。 ただし、駐車スペースが非常に少ないので注意。 時間に余裕があれば、横川駅からのんびり歩いてきたいところだ。 写真の看板には、「横川駅へ4.3km 64分」「めがね橋へ0.5km 10分」とあった。
碓氷第三隧道
<碓氷第三隧道>
遊歩道に入り込んで横川駅方向を向くと、碓氷第三隧道が見える。 石積みと煉瓦積みを織り交ぜたおもしろい造りである。
碓氷第四隧道
<碓氷第四隧道>
軽井沢側をみると碓氷第四隧道が見える。 ここからめがね橋方向へ進み、しばしの散歩タイム。
碓氷第四隧道から第五隧道
<碓氷第四隧道から第五隧道>
第四隧道・第五隧道と連続しており、第四隧道出口から第五隧道をみることができる。
碓氷第五隧道
<碓氷第五隧道>
碓氷第五隧道近影。こちらはこれまでの2つのトンネルと違い、総煉瓦造りである。
碓氷第五隧道内部
<碓氷第五隧道内部>
この碓氷第五隧道のみに限らず、遊歩道として整備されているトンネルは照明完備であり、 安心して歩くことができる。
めがね橋上
<めがね橋上>
碓氷第五隧道を抜けるとすぐにめがね橋となる。
国道18号を望む
<国道18号を望む>
国道18号が眼下に見える。遊歩道を500mほどしか進んでいないが、ずいぶん高度を上げたことがわかる。
旧信越本線
<旧信越本線>
反対側には旧信越本線が見える。写真では分かりにくいが、架線が張られたままとなっており、 遠目には廃線跡には見えない。
碓氷第六隧道
<碓氷第六隧道>
めがね橋の向こうには碓氷第六隧道が口を開いているが、遊歩道として整備されているのはここまで。 この先は未整備のため残念ながら立ち入り禁止である。隧道からは心地よい冷風が流れてきた。 なお、ここから下の旧国道18号へ降りる階段が整備されている。
下から
<下から>
旧国道に降りてめがね橋を望む。ため息が出そうなほど美しい煉瓦造りの橋梁である。
碓氷第三橋梁
<碓氷第三橋梁>
めがね橋の正式名称は「碓氷第三橋梁」。200万個もの煉瓦が使用されているらしく、国内最大級の煉瓦製構造物である。
中尾川橋梁
<中尾川橋梁>
旧国道18号に戻りしばらく車を走らせると、 旧信越本線に近づくことができる場所がある。 それがこの中尾川橋梁だ。 この場所は旧々国道18号、 旧信越本線、 旧々信越本線が 複雑に入り組んでいる場所であり、 写真を撮影した場所は草むらであるが、 ここが旧々国道18号であるらしい。
中尾川橋梁 その2
<中尾川橋梁 その2>
草の間から煉瓦積みの橋梁が姿を見せる。
旧線に立つ
<旧線に立つ>
旧信越本線上に立つ。 長野新幹線開通前は、 ここを特急や普通列車が走り抜けていた。 ただし、 実際には30km/h程度の速度しか出せなかったらしい。
碓氷峠
<碓氷峠>
旧国道18号の碓氷峠に到着。 ここから先はほとんど下ることなく、 軽井沢市街に到達する。 峠には石碑が建てられているが、 内容は難しすぎて読めなかった。
 

   旧国道18号の峠自体は、 単にカーブが連続するだけの道なので、 途中は旧々信越本線の紹介が多くなったしまったが、 以上で碓氷峠の紹介とさせていただく。 なお、鉄道の碓氷峠については 碓氷峠観光案内所 に、 非常に詳しく紹介されているのでとても参考になる。

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